先日、一休さんのお寺(大徳寺 真珠庵)に行った時に、
一休書の掛け軸を見せて頂きました。
「諸悪莫作」「衆善奉行」の対になった軸だったのですが、
どちらもカッチリした楷書からはじまり、ぐにゃぐにゃした草書で
おわる、なんだか不思議でインパクトある作品で、ここずっと
胸の中で引っ掛かっていたというか、脳裏に残っていたというか、
気になっていました。

そして今日たまたま買った本を読んでいたらその書がでてきました。
解説を読むと、この書はやはり普通の筆ではでない形の撥ね、払い、
掠れ、乱れだそうです。これは竹筆で一気に書き上げた書だそうです。
なんだかスッキリしました。

(西村)