西陣の絹糸を専門に染めておられる染工場の
下西さんに作業を見せて頂きました。

玄関に入れていただくと白い糸の束が沢山おいてありました。
それらは絹糸で、まず石鹸やソーダ等を入れたお湯で炊き、
セリシンを取り除くそうです。
そうする事により色むらがなくなり光沢ある綺麗な色になるそうです。
この作業を怠ると色が美しくならず重要な作業だそうです。

そして染料などが入った釜の中に糸の束を漬け、色見本に合わせて
職人の感で時間や温度などを調節して仕上げられます。
その微妙な色合わせの感覚や、浸してある糸の束を簡単に
金属の棒のようなもので、手際よくちょちょいのちょい、
みたいに絞り上げられる技にはビックリします。スゴイ。

染工場

そして、その技で作られたという作品を見せて頂きました。
特大のタペストリー、壁飾りかな?
微妙な色でのグラデーション、光沢、美しすぎました。感動します。

作品

京の名工であり国の伝統工芸士という下西さん、ほんまもん!でした〜。
(西村)