京都伊勢丹の美術館「えき」にて
「ヘミングウェイが愛した街 1920年代巴里の画家たち展」へ行ってきました。
1920年代のパリ滞在中の若き日のヘミングウェイの写真や初版本、
肖像画などの資料とともに、同時代のパリで活躍した画家たちの作品が
展示され紹介された美術展でした。

約120点ほど展示されており,その頃の芸術の都パリの賑わいを
感じる事ができた美術展でした。

思っていた以上に多くの画家の作品が並び、ピカソ、セザンヌ、モディリアーニ、
パスキン、キスリングなど、おそらく40人くらいの画家の作品が数点づつ
並んでいたかと思います。

なかでもシャガールの夢心地のような優しい作品と
フジタの乳白色の作品が印象的でした。

やはりここでも日本美術好きなせいか、フジタの描く細く長い描線、
間近で見ての線の美しさ、はなれてみても美しい線、きわだたせている輪郭線、
面相筆を用い日本画を取り入れている、この技法になんだかうれしさを感じました。
とても満足のいく展覧会でした。

図録

(西村)