先日、京縫刺繍をされている片岡さんの制作行程を見せていただきました。

刺繍の歴史は飛鳥時代からといわれ、この時代には
仏画を刺繍で表現した掛け物などがあります。

そして平安建都に伴い刺繍職人をかかえる
縫部の司(ぬいべのつかさ)が京都におかれ
これが京縫の起こりだそうです。

以後、平安時代の十二単、鎌倉時代の武将の衣、部具、
室町時代の能衣装、そして豪華華麗な安土桃山時代には
小袖に多用され、さらに発展し江戸時代まで続きます。
以降、ふくさ、壁掛け、刺繍絵画などの作品があらわれます。

ひと針ひと針、細かな繊細な手作業で、十四、五本の縫い針を使い分けられていました。

京縫刺繍1

歴史もすごいですが、出来上がりの作品はもっとスゴい!
絵画のような刺繍の作品には驚きました。

京縫刺繍2

(西村)