御所の近くに用事があったので自転車ででかけました。

御所と昨日記した二番町の歴史話を交えて
今日は、引き続きミニ話を書きたいと思います。

豊臣秀吉の時代が終わり、聚楽第(じゅらくだい)が壊され
組屋敷(一番町から七番町あたり)も一時は
農耕地になっていたようなのですが、
宝永の大火(1708年)で皇居炎上の大事件がおこりました。

徳川幕府は直ちに復興に着手し、工事場の必要から
御所南西あたりの住民に立ち退き命令をだし、移転先として
元組屋敷跡(一番町から七番町あたり)を分賜しました。

そして156年後(1864年)幕末に起った
御所の蛤御門の変では、御所南西あたり
(長州藩対会津藩、薩摩藩、幕府連合軍の戦で長州藩が敗北)
とくにその一帯は大火に包まれたといいます。

そんな歴史があった中を、今は平和に自転車を止めて
苑内に咲き出した梅林のきれいな梅を眺めてます。

梅写真

平和で幸せな事をついつい忘れがちになってしまいます。
平和な時代をありがとう。
感謝の気持ちを持って蛤御門をくぐり抜け
チャリチャリと帰りました。

                   (西村)