嵐山にある臨済宗天竜寺派の大本山天竜寺へこの時期行われる暁天講座に
行ってきました。暁天講座とはこの時期に京都の大きなお寺で行われる行事で
座禅をしたり法話を聞いたり、写経をしたり、文化人や俳優さんのお話を聞いたりと
各寺によって催しは異なりますが早朝の涼しい時間に開かれる朝の行事です。
天竜寺では六時から七時は座禅、七時から八時までは法話、その後そうめんの
接待があります。
座禅
朝の座禅は心を清々しくしてくれます。
半眼になり背筋をのばし、心を落ち着けるます。
すると小鳥の声が聞こえ、遠くからはセミの声も聞こえてきます。
風が体にあたる涼しい感覚と木々を揺らす音、池の水の音等が耳で感じる、
というよりも体で感じてきます。
普段忘れている自分の中の五感が目を覚ましているんだなと感じる事ができます。
早朝の涼しい中、自然と一体化する座禅は本当にいいものです。
庭1
その後一時間、僧堂師家の佐々木容道先生によるお話がありました。
智門般若体のお話で、自分本来の役割、全体の事を考える、
無常であり空であるから大切に、短いからこそ一瞬を大切に、
そんな色々と再確認させられるお話を聞かせていただきました。
庭
そのあと、そうめん接待があり世界文化文化遺産の庭を眺めながら
すきな場所で食べられるという贅沢な時間を楽しみました。
気持ちのいい一日をはじめる事ができた朝となりました。
庭2
西村