京都屋さんの和室に掛かっている色紙「喫茶去」です。
喫茶去和室
イベントの時はこの和室を使わして頂き、これを見る度思い出す事
があります。

二十歳前くらいの時でしょうか。
運送便で本日到着の荷物が夜になっても着きません。
慌てて何度も運送会社に連絡をするのですが今向かっているとの事。
何時間待っても同じ答え。大切な荷物です。
もう怒ってやるぅ!と思った時に運送便が到着。

すると父が運送屋さんによく冷えた缶コーヒーを一本差し出して
「大変だったでしょう、まぁ飲んで下さい」とにっこり。

運送屋さんも当然文句のひとつでも言われると思っていたのがアレ?
??、びっくりしたような顔で後は何度も何度もお詫びの言葉とお礼
の言葉の繰り返し。

そして本当に嬉しそうにいただきます。とニッコリ。

それからはなんだか親しくなったようで・・・

その時「喫茶去」心に余裕を持てと教わった事を思い出します。

あれから約20年程が経っていますが、ん〜、なかなか心に余裕〜、
ちょっとくらい成長できているのでしょうか?
西村