相国寺の雲水さんが六日に行われる宗旦社の初午祭の
案内状を持って来てくださいました。
案内
宗旦社は相国寺の大きな境内の中にひっそりとあって
宗旦狐が祀られています。

宗旦狐とはむかし茶の湯の宗匠、千宗旦
になりすましては茶人の家でお茶を飲み、お菓子を食べていた
白い古キツネだそうです。
また雲水さんになりすまし托鉢に行ったり碁をうったりもしたとか。
でもしっぽが見えていたり。
正体に気づいてもみんなで遊んでいたらしいです。
何となく平和でかわいいですね。

ある日、豆腐やが揚げたねずみを食べた事により宗旦狐は神通力
を失い正体がバレ、犬に追われ井戸に落っこちて死んでしまったとか。

そんな宗旦狐のためにお寺の雲水さんたちが供養のためのほこらを
作ったのが宗旦稲荷だそうです。と昔、私のお祖父ちゃんが言っていました。

こんな話を聞いて育ったせいか、今日も来て下さった雲水さんの後ろ姿に
シッポがでているかもと確認してしまうのでした〜。
西村