次回発売の龍図の柄のイメージが数枚できあがりました。
今回も控えめで上品な、それでいて存在感のある、
そんな龍をイメージして描いております。

龍といえば、角は鹿、頭は駱駝、眼は兎、体は蛇、腹は蜃
鱗は魚、爪は鷹、手は虎、耳は牛に似ていると言われます。

数年前に嵐山にある大本山天竜寺の高僧の方に拝観期間でない
誰もいないある日、鍵の掛かった静かな法堂に入れてもらい、
長時間ひたすら加山又三さんの描かれた天井画の大きな雲龍図
の下で横になり、ず〜〜っと眺めていた事がありました。

龍はアゴの裏を触るととても怒るそうです。そしてそのアゴの裏
にある鱗は逆さに向いているとの事、それが逆鱗(ゲキリン)に
ふれるという言葉の由来だそうです〜、
なんて事もその時に聞きました。

今回の龍図もまたいい感じです。
龍図
西村