今月15日の釈迦の命日(涅槃会)にあわせて14日〜16日
東福寺法堂にて大涅槃図が公開されています。
今日はその最終日なのでしっかりと観に行ってきました。

明兆筆と伝わる縦15m横7.5mの大涅槃図です。

ねはんず

涅槃図とは釈迦が亡くなる様子を描いた図で、
沙羅双樹の下に横たわる釈迦の周りを
弟子や動物達が嘆き悲しんでいる様子が描かれています。

表情豊かに描かれ、古い物なのに色彩もまだ残っており
赤、緑、紺色がきれいでした。
とくに特徴的だったのが動物の中に猫がいました。
涅槃図では猫はあまり描かれなかったと思います。

そして涅槃図ともうひとつ観たかったのがこの法堂の
天井の龍図です。普段は非公開なので観る事ができません。

天井画の龍

堂本印象による大作です。

大きく大迫力、なのに天井が高いからか圧迫感はなく
法堂の冷たい空気が天井の絵の中にも伝わり
すべてが一体となった完璧な空間になっていると感じました。

そして、そして何よりもうれしかったのが
写真撮影がよいという事で、合わせて感激してきました。

(西村)