相国寺さんより若冲展の招待券をいただいていたので
本日午前中に行ってきました。

相国寺は幼い頃よりよく出入りしていましたが
これほどまでに大勢の人は初めてみました。

相国寺承天閣美術館も何度も行っていますが
こんな大勢の人は見た事がないです。
この若冲展、90分から120分待ちの大盛況です。

前回展示の「伝来の茶道具展」の時もご招待いただきましたが
15〜20人くらいの人の数でのんびり、
ゆっくり、じっくり見られる、そんな美術館だったのですが
今回のこの若冲効果でいやビックリ!人人人。

そしてそして内容も驚きと感動でした。
「動植綵絵」めちゃめちゃ素晴らしく
展示室に入るや寒気がしました。

若冲の作品はこの承天閣美術館で何度も見ています。
素晴らしい釈迦三尊像も数えきれないくらい見ています。
でも今回、120年振りに「動植綵絵」と再会になったせいか
いつも見る釈迦三尊像が少し微笑んでいたように何度みても感じました。
そして自分自身なにか気持ちが穏やかになりました。

色彩の鮮やかさ、使い方見せ方の上手さ、水墨の表現力、筋目書きのテクニック。
精密な図鑑のような昆虫があると思えば、キャラクターデザインのさきがけと思わせる
かわいい動物の表現。またグラフィックデザイナーのような大胆な意匠の様な絵。
すべてにおいてビックリします。

美術館を出て、少し興奮ぎみをもとにもどすため法堂に寄り、
天井の狩野光信筆の蟠龍図を眺めエネルギーを充電して
アトリエに戻りました。

法堂

西村