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妙心寺の霊獣 : 2007年02月25日(日曜日)

カテゴリー: 社寺仏閣
投稿: nishimura
以前から拝観したかった妙心寺玉鳳院に行ってきました。
いつものように自転車でチャリチャリと。

まずは妙心寺法堂。
私の好きな龍図No.1、狩野探幽筆による、
法堂の天井から睨みをきかす雲龍図があります。
それを見なければ始まりません。
この龍に会うのは、何度目でしょうか。

豪快で、勢いのある素晴らしい筆使いと
そこから生まれて来る迫力がとても魅力的です。

また段々と目がなれて来ると朱、群青、
白など色彩がきれいに見えてきます。
鏡天井の大きなケヤキに描かれた龍は
いつみても迫力あり、唸りが聞こえてきそうな
素晴らしい作といつも感心させられます。
なんだか体前身にエネルギーをもらったような感じです。
私の龍好きも何をかくそう子供の頃に
この龍を見てから始まりました。

そして玉鳳院へ。
初めて入りました。
狩野益信、永真の筆と伝わる襖絵を
以前から見たくて入りました。
枯山水の庭をまず見て、後ろの襖絵をふと見ると
目に入ったのが麒麟図でした。
麒麟図は龍図に比べあまりみかけないので
感動し無心に見入ってしまいました。

そして隣りの部屋を覗くと
唐獅子が描かれてました。
霊獣好きの私としては感動ものでした。

次に山水画、花鳥画の襖絵、開山堂、玉鳳院式灯籠、織
田信長、武田信玄の石塔を見て玉鳳院をあとにしました。

麟祥院にも寄りました。
この塔頭は三代将軍、徳川家光が乳母の春日局の
追福を願い創建した寺です。
ここの襖絵は春日局と関わりの深かった
海北友松の子、海北友雪の作になります。

やはり武人でもあった父、友松に比べると
同じ水墨の龍でもやさしい感じが漂った龍に感じます。
また雌雄の龍図で校正されているのもめずらしく
なんだか迫力ある龍だけど、ほのぼの感が
にじみ出ているようにも感じました。

江戸前期の素晴らしい作品達に出逢え
心ワクワクした一日でした。

(西村)

京都冬の旅 : 2007年02月09日(金曜日)

カテゴリー: 社寺仏閣
投稿: nishimura
明日から三連休になるところが多いようで、
どうも京都には沢山の観光客さんが来られるような兆しです。

普段の冬の二月の京都はめっきり観光客も少なく、
さむ〜い感じが漂っているのですが
今年はなんだか春のように暖かく、
おそらくこの三連休は天気も良さそうなので
楽しい京都観光ができるのではないでしょうか。

京都冬の旅

冬の京都は非公開文化財特別拝観というのがあります。
毎年何ヶ所か普段は見学できない庭園、襖絵等の文化財が
期間中特別公開されます。

今年は3/18まであり東福寺(龍吟庵)、東福寺(浴室、東司)、
妙心寺(玉鳳院)、妙心寺(龍泉菴)、妙心寺(麟祥院)、
大徳寺(聚光院)、大徳寺(真珠庵)、
東寺(五重塔)、東寺(観智院)、東寺(小子房)の10ヶ所です。

今回も素晴らしい日本美術、文化財が観れると思いますよ。

              (西村)